なぜMT車はペダルを踏み間違えても事故が起きないのか
左足でクラッチペダルを操作しますが、AT車と同様に右足でアクセルとブレーキを操作するように設計されています。
ブレーキペダルはアクセルペダルに隣接して設置されているので、MT車もAT車と同様に、姿勢の崩れによって右足のポジションが変化した時に『ペダルの踏み間違い』が起きます。しかし、『ペダルの踏み間違い』が事故に直結することはありません。
MT車では、ブレーキペダルを踏み込むのとほぼ同時にクラッチペダルも踏み込み、その直後にシフトレバーをニュートラルポジションにします。これらの操作によって、車輪への動力は遮断される為、間違えてアクセルペダルを踏んでしまったとしても、エンジンが空ぶかしを起こすだけです。
尚、左足はクラッチペダルしか操作しないので、踏み間違えることはありません。
MT車でペダルを踏み間違えても、急発進や急加速することはないのです。
一世紀以上続いているMT車の歴史上『ペダルの踏み間違い』による事故が社会問題化しなかったのは当然のことです。
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