左足元にブレーキペダル、右足下にアクセルペダルを設置しているゴーカートやレーシングカートなどの車では、運転姿勢の崩れなどによってペダルを踏み間違えることは物理的のあり得ません。
しかし、右足だけで隣接しているアクセルとブレーキを操作するペダル様式では、特定の『運転姿勢の崩れ』(不適切な姿勢・動作・身体上の特性)が引き金になってアクセルペダルをブレーキペダルだと誤認して暴走状態に陥ることがあります。
ペダルの踏み間違いによる暴走事故は、ペダル様式に根本原因がある為に起きている事故です。
人為的ミスを誘発させるペダル様式だから起きている事故だと言い換えることもできます。
ペダルを踏み間違えた時の急発進や暴走を制御する為の装置の開発は進んでいるものの、これらの装置に『ペダルの踏み間違い』が起きないようにする機能はありません。また、誤作動による事故も起きています。
AT車の『ペダルの踏み間違い』による事故を根絶するには、『ペダルを踏み間違えることのないペダル様式』に変えてしまうことが最善策です。
AT車の左足下にオルガンペダル式のブレーキペダルを後付けすることで実現出来ます。
既存のブレーキペダルを左足で操作する方法もありますが、操作上問題があります。
ブレーキペダルに常時左足を載せて置こうとすると運転姿勢が崩れて腰部や右脚部に負担がかかります。また、ブレーキ操作の度に踵が前方にズレ、半ブレーキ状態で走行してしまう危険性があり、つま先側を引き上げていなければならないので、扱いづらく、お勧めしません。
『ペダルの踏み間違いが起きる運転姿勢』については、HP(1ページ)やYoutubeに投稿した動画で詳しく解説しています。