《踏み間違いパターン別概略説明》
- 左端の図は左尻に体重がかかる姿勢や動作によって起きる踏み間違いパターンを表しています。上半身を助手席側に倒したり後方へ捻ったりするとひざは左側に傾倒し、ブレーキペダルを踏んでいる右足は反時計回りに回転し、アクセルペダルと重なります。ブレーキペダルよりもアクセルペダルを強く踏んでしまったり、ペダルを踏み直した際にアクセルペダルだけを踏み続けてしまうと暴走状態に陥ります。(私が体験したパターンです。)
- 2番目の図は踵がアクセルペダルの右側に置かれた場合の踏み間違いパターンを表しています。運転席の右寄りに座る、或いは体幹を右前方に向ける姿勢・動作などによってこの位置に踵が置かれることがあります。ブレーキを踏もうとした際に再びアクセルペダルを踏んでしまいます。運転者はアクセルペダルをブレーキペダルだと誤認してしまう為、アクセルを踏み続けて暴走状態に陥ります。
- 3番目の図は膝が右に傾倒している状態でブレーキペダルを踏もうとした場合の踏み間違いパターンを表しています。ブレーキを踏もうとしてペダルを踏み換えた時に再びアクセルペダルを踏んでしまいます。運転者はアクセルペダルをブレーキペダルだと誤認している為、アクセルを踏み続けて暴走状態に陥ります。
- 4番目の図は停車中に右尻に体重がかかる動作をしたことによって、かかとを支点にブレーキペダルを踏んでいた足先がアクセルペダルの上にズレた場合の踏み間違いパターンを表しています。精算機を使用するときに車窓から身体を大きく乗り出したり、右足後方を目視する為に体を右側に捻ると踏み間違いが起きることがあります。
✳️『ペダルの踏み間違い』のパターンは事故事例からのデータを解析して得たものではなく、自ら行った膨大な実証実験によって踏み間違いが起きることが確認出来たものを基に分類しました。
HPとYouTubeへの投稿動画で詳しく説明しています。